親バカ・・・と言おうか。
2~3日前から、息子のヤツが16番ゲージ(HOゲージ)で荷物客車を作っている。何年か前に作った物をまた作り直している。それは昔、日銀が日本各地に現金を輸送していた車両である。(現在小樽の交通記念館に1輌保存してある) 夜中の12時過ぎ、会社の事務しごとが終わって部屋に戻っても、まだ息子の部屋の電気がついている、何も言わずに自分ひとりで作っているものではある。今日工場で屋根のヤスリ掛けをやっているのを見たが、私としては、高校生のデキでは無いと思っている。まず、工作が雑。寸法取りがいい加減。仕上げが悪い。など言い出せばきりが無い。
かつて、私にもそんな時があったのだが、父親が工作をしている傍らで、完成してゆくものをじっと見ていた。それが参考になって、自分でもそれなりの物が作れるようになったと思っている。しかし、私の息子は、そう言う事はまるで興味が無い様で、私が模型作りをしていても、傍らでじっと見ているようなことはしない。興味を持たせようと、息子のものを組み立てて見せたりもしたが、自分からやる気を出さなかった。それが親として残念なことである。
ただ、最近の子供だなあと思うのは、パソコンについては、のみこみが早い、進歩は私以上の早さだ。私の知らないうちにイラストレーターなんか使っていやがる!(私が覚えられないのに)やれ画像UPだのブログ更新だの、始めれば2時間、3時間はへっちゃらでパソコンにくっついている。やっぱり、育った時代が違うと言うことなのか・・・?
今日、テレビで、宮崎駿監督と息子の吾朗監督のドキュメンタリーを見た。監督同士としての戦いと親子の葛藤をあらわした番組だった。駿監督が「才能が無い」「考えが甘い」など吾朗監督をこき下ろしている、吾朗監督は偉大な父に負けじともがき苦しんでいる場面。見かねた駿監督が鈴木敏夫プロデューサーを使ってアイディアを与えたり、自分の描いた絵コンテをスタッフを使って届けさせたりする場面が放映されていた。それを見ていて思った。偉大な監督と自分とを比較するほどでは無いが、何か、自分も同じようなことをしているように思えてしまった。
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