電動台車の絶縁(クモニ83+クモユニ82)
電動台車の絶縁をしましょう。これは、電動台車を絶縁しておかないと、思わぬところで、ショートしていることがあるからです。
以前作った「合の子」モハ43の編成の時に起こりました。中間にエコーモデルのWH製の密連ドローバーを使いました。最初のうちはドローバーに付いている塗料が絶縁の役割をしていました。それに気づかず、動きが渋いので穴をさらったところ、絶縁していた塗料が無くなったので編成にするとショートしてしまいました。原因は両端の電動台車を絶縁していなかったのが原因でした。今は、修理して問題ないようになりました。
そのようなことがありましたので、動力台車を完全絶縁しなければなりません。
使っている、動力台車用のセンターピンセットの台車取付芯皿は、木製床を前提にしているので、絶縁用になっていません。そこで、金属床用に絶縁を施工します。
そのために、5∮のPOM丸棒から段ワッシャーを作ります。明日から機械が、仕事のために塞がってしまうので、その前に作ってしまいましょう。
押しコップに、2.1∮のドリルを付けて段の部分は3.0∮アナに入るよう、2.98∮に、板厚は0.8tなので段の高さは、0.6mm位にします。外形は5.0∮で厚みを0.6mmに削ります。やり始めたら20分ほどで100個くらいできました。 このくらいあれば当分使えます。今度車両を点検して絶縁になっていないのは、順次取り付けようと思います。
段ワッシャーができたら。電動台車用芯皿の床板止め用の2.0∮の穴を絶縁ワッシャーが入るように3.0∮に広げます。
これに、先ほど作った段付きワッシャーをはめて、芯皿と床板の間にパワートラックの高さ調整用ワッシャーを挟めば、完全絶縁になります。
これを、車体に組み付けましょう。
念のため、テスターで測定をして、ショートしていなければOKです。なぜ、ここまでしなければならないかというと、前後のカプラーがともにエンドウの密連ですから、繋ぐ車両によって絶縁していない、極性の違う車両と連結した時のための対策です。
本来連結器が絶縁していれば、やらなくてもいい作業ですが、用心に越したことはありません。
これで何と連結しても、この車が原因でショートすることはなくなりました。
これで大体完成ということになりますが、塗装前に多少修正をしなければならないところがいくつか出てきました。これからは、その修正をする予定です。
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うわー、羨ましいです。今、絶縁段付きワッシャー、売っていないんです。昔は秋葉のガード下のネジ屋さんで買えたのですがね。少し分けて下さい。
投稿: きぬやまスカンク | 2013年6月 6日 (木) 08時38分
早速、製品化しましょう。
投稿: モハメイドペーパー | 2013年6月 6日 (木) 23時49分
きぬやまスカンク様
月末に行けたら、その時でいいですか?
モハメイドペーパー様
製品化するなら、自分で挽いてられないので、本職に見積もりをしましょう。
投稿: 工房5丁目 | 2013年6月 7日 (金) 00時13分
工房5丁目様、本当に分けて戴けるのですか。願ってもないことです、是非お願い致します。お出で戴ける祭で 勿論結構です。
投稿: きぬやまスカンク | 2013年6月 7日 (金) 11時59分