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2017年12月 2日 (土)

ジョイントの作り直し

 関東合運も終わり、模型ショーも終わり、いよいよ年末の忘年会シーズン到来になりました。
 先だって、関東合運前に作っていたTOMIX EF66のジョイントのリベンジ製作についてのことが、放置状態のうち、修理の機関車は、すでに依頼主に引き渡されました。遅くなりましたが、事の顛末を書いておこうと思います。
前回の失敗。
 事を簡単に考えていたために、落とし穴に落ちてしまったのが、このことでした。ここに略図を書きましたが、Photo  上の図が、最初に作ったジョイントで、中の穴がストレートだったため、ジョイントが抜けてしまいます。モーターに付いているフライホイールの駆動軸穴は、手前側だけが六角孔で奥はそれより大きな丸穴になっています。すると、ジョイントが奥の丸穴部分に落ちてしまうと、動力が伝わりません。そのために製品のジョイントは、下の図のように、手前が細くなって、ジョイントのボール部分を抑えて抜けないようにして、フライホイールの六角穴の所にジョイントの六角部分を保持するようになっているのでした。
 このことを踏まえて、新たに作りました。今度は製品の寸法に近い長さに、材料を切ります。Kiriotoshi01
  穴をあけますが、ウォーム軸側は1.9φの穴をあけ、ジョイント側は、ボール部分より小さく、ジョイントの自由を妨げないように、2.7φの穴をあけました。Cupring01
 次に、ジョイントのボール部分がハマる部分を削りますが、写真のような特殊な、中ぐりバイトで、硬くなく、緩くなくのかげんに削りました。Nakaguri01
Jyointhed01  しかしボール部分は、正円ではなく、いびつです。長い方を合わせるしかありません。うまくいくのかどうか心配でした。はじめ2個ほど削ってみてすり割りを、糸鋸で切った試作品で上体を確認します。Testpece01  結果は良好なので、量産に移ります。Nakaguri02  全部削ったところで、前回と同じように、彫刻機で冶具を使って切込みを付けました。そして、ウォーム軸に、2.7φのドリルの柄の部分を使って押し込みました。Kanseihin02
Kumitsuke001
  完成状態です。これを動力装置に組み込みました。これで完成です。Kumitsuke02
Kumitsuke01
Kimitate01  秋のけんかつ運転会では、問題なく走行しました。これで、安心して運転会で使えそうです。
 Siunten01  さて、はめるのに、2.7φのドリルの柄ではちょっとやりにくいので、その後はめ込み用の冶具も作りました。これならば容易にはめ込みができると思います。Hamekomijigu01
Kanseihin03  ともかく修理部品として、50台分くらいつくりましたので、もし、同じジョイントのトラブルで不動車をお抱えの方は、1両分(2個)実費300円+送料82円でお分けしますので、ご相談ください。

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コメント

 1両分くらいならドリルレースでもできるかな。

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