上野駅の幕間
「上野駅の幕間」という写真展が品川のキャノンギャラリーSで開催されています。撮影は、写真家 本橋成一氏。
会場が日祝日休館なので、仕事のついでに行ってきました。
(パンフレットより転載)
パンフレットによると、氏は、東北新幹線が大宮開業する3年前の、1979年から上野駅に撮影に通った。新幹線が開業するまでの間、撮影をしたそうです。
私は、このパンフレットの写真にとても惹かれました。それは、中学生ころから通学のたびに、毎日目にした光景でした。この雑踏の景色は上野駅そのものです。残念ながら、私はこの光景を、写真にしていません。この頃は、上信越、東北常磐の各線から、まだまだ魅力的な車両たちが、続々やってくる時代で、そちらの写真を撮ることが先決だったころでした。しかし、いつまでもそこに存在していた、光景は、時代と共に変化してしまい、今は思い浮かべることさえできません。
写真展会場に展示されている写真も、まさにその頃を切り取ったものの数々です。写真を見ると、この頃は、まだ、東北地方には、「田舎」があった。とても懐かしいその光景。まさに、そこには活気のある、上野駅の姿が存在しています。ひと時、今から30年前にタイムスリップしてきました。
品川キャノンギャラリーSにて、5月2日まで開催中 10時~17時30分日祝日休館
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/motohashi-ueno/index.html
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